川越城本丸御殿のすぐ近くにある、和菓子の店「道灌」。大正10年に創業して以来、昔ながらの製法と斬新なアイデアを融合させて、和菓子の 逸品を創り続けている。同店の夏の名物と言ば、昔ながらの「あんころ餅」。川越浅間神社の祭「初山」に合わせて作られる。7月中だけ味わえる、この味はまさに川越の夏の風物詩だ。もち米を杵でつくという、昔ながらの製法で仕上げる「あんころ餅」。素朴な味が、逆に新鮮。6個入り500円。
●川越市郭町2-11-3● TEL049(222)1576●営業時間:9時~17時30分●月曜定休
蔵の街一番街にありながら、コンクリート打ちっ放しの壁に囲まれたモダンな〝異空間"が「Kiraku」だ。オープンエアスタイルで、木々の緑と水に面した場所で、昼はランチ、夜はお酒が楽しめる。蔵の町を存分に楽しんだ後は、ひと味ちがう川越を楽しんでみては。10人からパーティを開くこともできる(1名2,5
00円~)。ウェディングドレスを無料で貸し出してくれるというサービスも実施。
●川越市元町2-2-1 Fギャラリー内● TEL049(223)3314
●営業時間:11時30分~15時(火~日、祝)19時~1時(金・土・祝前日)
●月曜定休
時の鐘からすぐの所にある「舛屋酒店」。レトロな建物は、時の鐘を建てた明治の名大工・関根松五郎が建てたもの。でも桝屋の特徴は店構えだけではない。あの「COEDO(小江戸)ビール」の生が、店頭で気軽に楽しめるのだ。趣のある店構えをつまみに、コクのある生ビールをグイっとやるのが川越流。深い味わいとホップの苦味香味のバランスをとったプレミアムピルスナービール「瑠璃」の生が店頭で楽しめる。370円/1杯。
●川越市大手町14-3 TEL049(222)1500●営業時間:9時~18時
●年中無休(元日除)
川越をはじめ、埼玉・東京で店舗を展開する創作漬物の「河村屋」。町屋造りの店の奥に入ると、大正時代の和洋折衷の建物と、水琴窟のある坪庭に
出会うことができる。ここの和室で楽しめるのが、「漬物寿司」と「夏限定・ひゃっこい御膳」。水琴窟の涼やかな音を聞きながら、夏の味覚とともに涼を楽
しんでみてはいかがだろう。河村屋のこだわりで作った漬物をすしで味わえる「漬物寿司(1,570円)」(写真下段中)と、名物玉ねぎの漬物を薬味にして味わう素麺がメインの「夏限定・ひゃっこい御膳(1,260
円)」(写真下段右)
●川越市幸町5-3● TEL049(226)8378
●営業時間:10時~18時(お食事は11時~14時
予約可)●年中無休
天明三年(1783年)に創業して以来、伝統の和菓子の逸品を作り続けてきた亀屋。同店の名物と言えば、亀をかたどった「亀どら」。つぶあん、こしあん、さつまいもあん、ごまあん、黒豆きなこあんの5種類がスタンダードだが、季節によって変わる餡を楽しみにしているファンも多い。ちなみに7月は、さわやかな甘みの抹茶あん。砂糖をおさえハチミツやオリゴ糖などの自然な甘さが特徴の「亀どら」。季節ごとに変わる餡を楽しみにしているファンも。158円。●川越市仲町4-3● TEL049(222)2052●営業時間:9時~17時
●年中無休(元日除)
川越の地酒と言えば「鏡山」。小江戸鏡山酒造は、伝統と近代化を融合させた製法で、数々の銘酒を醸し出している。日本酒と言えば本来冬が季節だが、それぞれの季節に合った日本酒を製造。もちろん夏限定のお酒もあって、凜としたキレのある後味が特徴だ。女性にも人気の2本だ。夏限定の鏡山「純米生酒(1.8. /2730円)」と「純米吟醸生酒(1.8. /3360円)。川越では、小江戸蔵里内にある売店、もしくは醸ん楽座の売店などで購入できる。
●川越市仲町10-13● TEL049(224)7780
※酒蔵の一般公開はしていません
「小江戸蔵里」は、明治8年に創業した旧鏡山酒造の建築物を改修した観光スポット。「おみやげ処(明治蔵)」「まかない処(大正蔵)」「くら市場(昭和蔵)」の3つの蔵からなっており、川越や埼玉県の物産を存分に楽しむことができる。7月30日、31日は蔵里の夏まつりを開催。場内に様々な露店が出店される予定となっている。懐かしい雰囲気を楽しんでみては。明治、大正、昭和の三時代にわたって造られた元酒蔵は昔情緒満点。中で楽しめる食も、川越ならではのものばかりだ。
●川越市新富町1-10-1●TEL049(228)0855●営業時間 明治蔵/10時~ 18時、大正蔵/平日11時~15時、17時~22時 土日祝11時~22時
昭和蔵/ 10時~19時●年中無休
クレアモールから脇にそれた住宅街の中にあるのが「一軒家カフェ・パチャンガ」。築70年という古民家を改造した店内は、レトロモダンな雰囲気に溢れている。テラスには特等席も用意されており、夜の風に吹かれながら食べる名物のカレーは格別。火照った体がシャキッとする
「グラッドオレンジソルベパフェ(550円)」は夏のオススメ。チキンカレーやベジタブルカレー
(ともに850円)も同店の名物。
●川越市新富町2-13-5
● TEL049(222)7030●営業時間:11時30分~23時●水曜定休
クレアモールの中にある温泉「湯遊ランド」。いま人気の炭酸泉や
ラジウム温泉など、9つのお風呂が楽しめる癒やしのスポットだ。
ゆっくり湯につかった後は、館内の「小江戸座」で浅草でもお馴染み
の劇団の大衆演芸見物。7月は、長谷川劇団の演目を予定している。
そのイケメンぶりをご堪能あれ。光明石天然鉱石温泉の炭酸泉をは
じめ、9つのリラックスできるお風呂がある。館内には宿泊できる「三
光ホテル」もある。
●川越市新富町1-9-1● TEL:049-226-2641●24時間営業
●年中無休
●8月4日(木)午前9時30分.午後2時頃まで
●049(224)0589
小学生を対象に、氷川神社の職員と遊びを通じて神社を学び、親しみ
をもってもらう企画。予約制なので参加希望者はハガキかメールで
事前申込が必要。参加料は一人700円(昼食・保険代含む)。
応募締め切りは7月20日。応募多数の場合は抽選となる。
〒350ー0052 川越市宮下町2ー11
氷川神社・お宮であそぼうの会宛
メール:akimoto@hikawa.or.jp
詳細は直接氷川神社へ問い合わせを。
そろそろ、我が国の風物詩「お盆」の季節がやってきます。日本では古来から各家のご先祖の霊が一年に一度、我が家にお帰りになる日とされ、家の中には精霊をお迎えする棚を設け、ご先祖の位牌をかざり、果物やお米、おはぎなどをお供えし霊を供養する伝統があります。
お盆のはじまる日には、玄関先に
迎え火といって、おがらを焚いてご先祖の霊をお迎えし、終わりの日には送り火を焚いて仏の世界へお送りします。
この精霊棚にはキュウリに割り箸を刺し、四本の足にして馬に見立て、その横には同じくナスに足をつけて牛に見立てます。これは「(馬で)速くおいでください。(牛で)ゆっくりとお帰りください」という思いが込められています。
川越市内では昭和四十年代まで地域ごとに特定のお寺に「お炊き上げ」の場があり、お盆の終わる日には、家族みんなで浴衣を着て提灯を片手にお墓参りを済ませた後、精霊棚の飾り物を火中に投げ入れ、手を合わせご先祖の冥福を祈り、一家の幸せを願ったものでした。
末永く将来に繋げたい良き日本の心の文化ではありませんか。
蓮馨寺住職 粂原恒久
稲荷小路奥の幸すしの前には、「楠亭」と
名付けられた休憩のための東屋がある。
その名の通り、お稲荷さんのご神木の楠
があり、脇には井戸水が湧いている。
夏はひんやりと冷たく、喉を潤したり、手
を洗ったりすれば、散策で疲れた体も
リフレッシュ。
銭洗弁財天と言えば鎌倉が有名だが、
実は川越にもある。平成19年に再興さ
れ、鎌倉の宇賀福神社と同じ祭神が
祀られている。お金を洗うことで身を清
めるという参拝で宝池に手を浸せば、
身も心も清らかに。
川越の名刹のひとつ「川越大師・喜多院」。
文化財の宝庫であり、厄払いのお寺としても人気
が高い。境内には、三代将軍徳川家光が生まれ
た部屋や春日の局化粧の間などが江戸城から
移築されている。境内の杜は、珍しい野鳥も
訪れる癒やしの
空間。蝉時雨を
聞きながら、しば
し涼を感じたい。